フィリピンで日本語教師として貧しい生徒たちと向き合って


フィリピンで日本語教師をしていました。自分で授業を持つこともありますし、大半はフィリピン人講師なので、アシスタントとして授業に入り、発音や文法や会話など、サポートもしていました。月曜日から金曜日、朝7時半~夜7時までの中で、自分の都合に合わせて一日に3教室~5教室を担当します。もともと、国際協力に興味があり、自分にできることは何かを考えて、身の丈にあった仕事をしたいと現地に赴きました。当初はものすごく高い志があり、張り切っていきましたが、時間にルーズだったり、約束を守らなかったり、日本とは違った現地ならではの環境に体よりも心がついていきませんでした。

一時間分、ちゃんと時間配分を考えて授業の準備をしているのに、始まったのが20分後だと、実際には予定の半分くらいしか進まないこともしばしば。宿題を出すのに全然やってこない。だったら学校に来なければいいのにと何回も爆発しそうでした。でも実際は生徒たちは朝早くから夜遅くまで家計を助けるために一日中働いていて、その合間に学校へきて勉強していることを後から知りました。一日中働いているなら、1時間や2時間、わずかな時間を自分の休憩時間にあてたりすればいいのに、その貴重な時間を日本語学校で過ごしていました。

私はそんなことも知らずに、自分のことしか考えていなくて、本当に心から反省しました。もともと、私は大変な状況にある人たちに何らかのお手伝いをしたいと思っていた、それなのに、自分のことしか考えず、大変な状況の中で通ってくる彼らに全く寄り添えていませんでした。私は授業の進み具合ばかりを気にすることをやめて、生徒が少しでも「楽しい」「居心地がいい」そして「気分転換できる」「たくさん笑える」そんな時間を提供しようと考え直しました。前より笑いが増えました。授業のスピードは一気に落ちました。でも、それでいいと思いました。日本語を学びたい!

その強い気持ちだけで自分の体を犠牲にしてまで来てくれる生徒たちに、やっと寄り添えたと嬉しく思いました。収入はものすごく低かったです。でも続けたくなるような、心の満足度は高かったです。人生の中でも貴重な経験でした。

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